2012年09月04日
<9月号>第9回「駿府城・中堀」編
今月の特選ネタ
(9月号は中堀。石垣がいい味出してます)
9月、残暑厳しい今日のこの頃ですが・・・朝夜は涼しい風が吹く季節になってきましたね。
秋と言えば、
食欲の秋
読書の秋
スポーツの秋
そして・・・
橋めぐりの秋。
(お約束)
さて、今回の橋めぐりは前回の続きから。
駿府城橋めぐり「中堀」編
9月号スタートです!
(かつて静岡市中心部にそびえ立っていた駿府城)
【前回までのあらすじ】
静岡市中心部にある駿府城は、徳川家康が隠居後に住んだ城として知られています。
基本情報はこちら。
<クリック!>Shizuoka城と戦国浪漫
そのお堀にかかる橋はいったい、いくつあるのか!?
前回は一番外側のお堀、外堀にかかる橋をめぐりました。
中堀と(東側をのぞいた)外堀は、ほぼ江戸時代の姿のままだそうです。
外堀で見つけた橋は、3つ。
①城代橋
②凱旋橋
③草深橋
駿府城のお堀にかかる橋をめぐる旅、ついに2つ目のお堀へ・・・!
【いざ中堀へ】
8月号で紹介した、セノバ近くの城代橋。
ここを渡ってまっすぐ行くと、巽櫓(たつみやぐら)が姿を現します。
(巽櫓。京都の二条城にちょっと似てますね)
そこで出会う橋がこちら。(外堀・中堀・内堀の橋の総数を数えるため、番号は連番としています)
④東御門橋
(ドーーーーン)
はい。来ました。
この威圧感。堂々としたつくり。お堀にふさわしい圧倒的な佇まい。
たまりません。
平成になって再建された橋ですが、かなり精密に復元されています。
巽櫓(たつみやぐら)と東御門、東御門は橋江戸当時の雰囲気を伝える場所として、
写真撮影スポットとして人気です。
(江戸時代の姿を見せる東御門橋。かつて、この場所にこうしてあった東御門橋を
家康が通ったかと思うと・・・胸熱ですね)
(静岡県庁と東御門橋。当時も今も、この場所は静岡の政治経済の中心です)
(橋を渡りきって上を見上げると、こうなっています)
この橋を抜けて進むと、駿府城公園の広場が姿を現します。
※最近まで「駿府公園」という名称でしたが、2012年3月31日に「駿府城公園」と変わりました。
駿府城再建へ向けた活動があちこちで活発化している中、その一環・・・のようです。
確かに、天下人・家康が隠居した城が無くなってしまった・・・というのはさびしいですね。
いつの日か、富士山と駿府城天守閣を眺められる日が来ることを願っています・・・!!
駿府城公園内には、内堀(もっとも内側にあるお堀。近年になって発掘されたのです!)があるんですが・・・それはまた次回。
(駿府城の由来が書かれた立札もあります)
静岡市民の方には「外堀」「内堀(=中堀)」とイメージが強いかと思いますが、
「外堀」「中堀」「内堀」の3つで正式な「三重堀の輪郭式」だというのだそうです。
この立札、勉強になる・・・。
(お堀は鯉の天国)
(渡ることができるのは、午前6時から午後10時までです!厳守しましょう)
⑤北御門橋
お堀に沿ってずっと東へ歩いていくと・・・静岡市市民文化会館が見えてきました。
(文化会館)
文化会館を横目にもうしばらく行くと・・・遠くに2つ目の橋が登場。
駿府城の北御門から延びる、北御門橋です。
東御門に東御門橋があるというわけで、やはり北にある御門の橋は北御門橋です。
石垣が残る堂々としたつくり。現在は自動車も通行できるようになっています。
(見えてきました)
(少し近づく。これが北門橋)
(別角度から。お堀の水の緑が際立つ)
石を積み上げた独特の形をしています。
(道路幅広く、自動車が通行できます)
(北御門橋。欄干は木製です)
(徳川家康が植えたという「お手植え蜜柑」へとつながります)
駿府城のあちこちに残る石垣は、様々な時代のものが組み合わさっています。
それぞれの石垣の組み合わせ方を見ることで、作られた年代がわかるのだとか。
北御門橋のこの石垣は、いつのものなのだろう・・・。
(角ばった石材がゆるみなく組み合わさっています)
(欄干は野生動物憩いの場。季節がら虫や何やらいろいろいました。鳩がこっちをみてました)
…と、長くなってしまったので今月はここまで。
意外と、駿府城って橋がたくさんあるんですね・・・。
今月もお読みいただきありがとうございました。
次回は中堀の続き、そして感動の駿府城編最終回!?
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